京都旅行で紅葉を楽しむ!オススメスポット

紅葉の時期になると京都に行きたくなる人は多いのではないでしょうか。寺院と紅葉はとても相性が良く、カレンダーやパンフレットにも載っていますし、実際に見てみたいと思う人が多いのも頷けます。でも旅行会社ではたくさんのツアーやプランがあって、どれにしようか迷ってしまいますよね。

そこで京都のオススメ紅葉スポットを紹介します。もし迷ったらこれを参考に選んでみてくださいね。

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もはや定番、源光庵

北区にある源光庵の紅葉は年によって変わりますが11月初旬~11月中旬あたりが見頃です。光悦寺から近くにある源光庵は庭にあるモミジの木が有名な紅葉スポットです。丸い窓から見える紅葉の写真や映像などを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

源光庵の本堂には丸い窓と四角い窓があり、それぞれ悟りの窓、迷いの窓と呼ばれています。悟りの窓は何事にもとらわれない穏やかでおおらかな心を禅と円通で表し、迷いの窓は人間の生きること、病気、死ぬことなど、生活している中の様々な苦しみを人間の生涯として表しています。

どちらの窓からも美しい紅葉を見ることができ、まるで絵画を飾っているかのような錯覚に陥ります。庭に生えている芝の緑、モミジの黄色から赤へのグラデーションは絶景で、紅葉シーズンになると多くの観光客が訪れ写真を撮っていく人気の紅葉スポットです。

京都五山の別格、南禅寺

左京区にある南禅寺の紅葉は11月中旬から12月初旬が見頃となっています。

室町時代には京都五山のさらに上の、別格扱いされていた南禅寺は格式高いお寺です。「関連 ... 京都ホテル

境内には約2,000本のモミジが植えられていて紅葉シーズンになると観光客で賑わいます。特に南禅寺のシンボルとも言える高さ22mの三門、今も琵琶湖の疎水が流れる水路閣周辺などは圧巻です。三門は日本三大門のひとつとして数えられていて、歌舞伎の演目で石川五右衛門が言う「絶景かな、絶景かな」という台詞でも有名です。

圧倒的な存在感を誇る三門と素晴らしい紅葉のコラボレーションもそうですが、門をくぐった先の参道の両脇にもびっしりモミジがあり絶景です。イチョウも植えられているので鮮やかな黄色と赤のコントラストに目を奪われます。

水路閣は赤レンガの橋で奥まで見通せる景色が見所でもあります。また、国の名勝に指定されている方丈庭園も美しい紅葉が望めます。南禅寺は紅葉の人気スポットなので昼にはかなりの人で賑わいます。良い写真を撮るため、少しでも人の少ない時間を狙って行くなら早朝がおすすめです。

広い境内は何時でも散策できますよ。

例えるなら赤い雲海!東福寺

東山区にある東福寺は紅葉の名所として有名です。見頃は11月下旬から12月上旬で、多くの人が訪れます。月輪山麓にある臨済宗東福寺派の大本山です。本堂と普門院、開山堂を結ぶ通天橋には、通天モミジと呼ばれるモミジが植えられています。

最もこのモミジは葉が3つに分かれて黄金色になるのが特徴的です。境内には約2,000本のモミジがあり、赤や黄色に染まると絶景が見られます。この時期は拝観時間も8:30からとなっているので、できるだけ静かに紅葉を眺めたい、写真を撮るのに他の人の写り込みをなくしたい、という場合は早朝に訪れるのが良いでしょう。

また、通天橋から見下ろす紅葉に埋めつくされた渓谷は、さながら赤い雲海のようです。

モミジの永観堂

左京区にある永観堂はモミジの永観堂と呼ばれるほどの紅葉の名所で、正式名称は禅林寺といいます。見頃は11月中旬~下旬で美しい紅葉が見られます。ここは平安時代から紅葉の名所として有名で、約3,000本ものモミジが植えられています。

中でも見所は放生池と呼ばれる池周辺と弁天橋周辺です。特に放生池は弁天社と鳥居が素晴らしい紅葉と合わさり写真映えするので、見頃になると多くの観光客の他カメラマンの姿も多いです。特に風のない日は池の水面に紅葉や鳥居が反射されるのでとても美しい景色が見られます。

永観堂には多宝塔があります。境内で最も高いところにあるので、下から見るとまるで紅葉に包まれているような幻想的な景色が見られます。さらにこの多宝塔には登ることもでき、階段で上まで上がると、眼下には真っ赤なモミジが広がります。

さらに京都市内も一望できるので永観堂へ来たらこちらもおすすめです。

京都と言えば、清水寺

京都へ来たら必ず立ち寄る人も多く、外国人にも人気の高い清水寺は、紅葉スポットとして有名なところです。見頃は11月下旬~12月上旬で、清水の舞台から約1,000本のモミジが色付いている様子を眺めることができます。

また、高さ31mの国内最大級の三重塔とのコラボレーションも見ごたえがあります。反対に子安の塔からだと、三重塔、清水の舞台と紅葉をセットにして正面から見ることができます。まさに絶景ポイントながら、人は少なめなのでおすすめの写真撮影スポットですよ。

遅い時期からでも大丈夫!下鴨神社

左京区にある下鴨神社はユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」として登録されています。見頃が12月上旬~中旬と比較的遅いため、紅葉を見逃した、という人でも間に合うので安心です。下鴨神社の境内にある糺の森は、原生林が自生する太古の森です。

広大な敷地には約40種類、樹齢200年以上の樹木が約600本、直径10cm以上の大きな樹木は約4,700本も自生しています。自然豊かな雰囲気で、他の紅葉スポットよりも比較的静かなのもポイントです。

特に河合神社付近の小川にかかる紅葉橋周辺は絶景の紅葉スポットでおすすめですよ。

京都の紅葉なら王道・嵐山

神社ではないですが、渡月橋のある嵐山付近は紅葉の名所として有名です。というのも、紅葉スポットとして有名な天龍寺や常寂光寺、二尊院などのほか、穴場スポットも多数あるのが所以です。渡月橋は嵐山のシンボルといって良い観光スポットで、紅葉シーズン色鮮やかな木々をバックに川にかかる渡月橋を見られます。

また、紅葉の時期は嵯峨のトロッコ列車を使って亀山まで行って、帰りは保津川下りで嵐山まで戻るのがおすすめです。どこを見ても美しい紅葉を楽しむことができます。嵐山と言えば天龍寺ははずせない観光スポットです。

ここは紅葉の名所としても知られていて、秋になると多くの人が訪れます。なんといっても見所は日本で初めて国の史跡・特別名勝に選ばれた「曹源池庭園」です。嵐山の紅葉が池の水面に映り、とても美しいです。縁側に座って鑑賞するのも風情があっておすすめですよ。

また、春と秋だけに公開される天龍寺塔頭寺院・宝厳院の「獅子吼の庭」も紅葉の名所として有名です。